2014年4月25日金曜日

Chicken LipsやBrennan Greenなんかを称して冠されたディスコ・ダブというターム、これって世界的に通用するコトバなんでしょうか?海外フォーラムなどでこのへんの人たちがDisco Dubと形容されているのを見たことがありません。僕が知らないだけ、かも知れませんが。 


2000年代中盤、高校生だったのですが、ニューレイヴ~エレクトロリバイバルばかり聴いていて(Lo-Fi-FnkとかDigitalismとか、Kitsunéや大沢伸一のmixに入ってるようなやつ。と並んでYMOやPlasticsなどのオリジナル・ニューウェイヴを聴いていた)、しかし今考えてもハイプとしてはそのへんの音はかなり古くなっていて「次の世界的潮流はダブステップ!」みたいなキャッチをしょっちゅう目にするようになり、ダブステップ?ルーツ・ダブの速いやつ?と思い聴いてみると、これのどこがダブなんだ?とハテナマークが30コくらい吹き出し、そのまま1,2年くらい全くピンと来ず、ダブステップなんてどっちでもいいからずっとエレクトロが流行ってればいいのに、と思っていて、大学進学に向けての勉強も全くおろそかにして一日中そういうピコピコ、バキバキ(どういう事かエレクトロのシンセの音はやたらバキバキと形容されていて、僕もバキバキ言っていたのですけど、具体的にどういうものがバキバキなのか今考えると全くわからい。バキバキ。)した音楽に浸っていた。


その後EL-Bの"Ghost Rider"というEPをたまたま誰かがレコメンドしているのを見(その記事もだいぶ遅れて読んだのですが)、ああダブじゃないけどダブステップのダブステップか。と思って聴くと、あれッかっこいいぞ。ダブステップ。となり、そこから現在に至るまで、90'sレイヴ~ジャングル~ドラムンベース~2ステップ~ダブステップに至る流れと、ゼロ年代以降世界各地で異種交配されているベース・ミュージックの面白さに開眼したのですが、なんで冒頭ディスコダブでこのくだりダブステップの話をしているかというと、ようするに「ダブ」というネーミングが何でくっついたのか、という点のみで共通しているなーと思ったからです。

ディスコダブのネーミングはちょっと調べてもわかんなそうだけど、ダブステップがなんでダブステップと呼ばれているか?くらいはちゃんと調べれば出てきそうですが、どう調べていいかわからない。2ステップをベースにジャングルばりの低音フェチ爆発するからジャングル→レゲエ→ダブという発想なのか。

ディスコダブは、単に「クサっぽい」感覚の4つ打ち(あの悪ふざけっぽい声ネタだとか)。程度のニュアンスのネーミングセンスだろうか。でも、「クサっぽい」とか言っているけど、僕自身はどういうものがクサっぽいのか全然知らない。というか「クサ、4つ打ち」と言ったらそのままアシッドハウス、アシッドテクノになるけど、初期アシッドハウスのチープさとディスコダブの悪ふざけ感って共通するようでだいぶ悪意の質が違う気がする。